2021.01.18news

リカレント社、米テキサス州トラビス郡の144MACのPflugerville太陽光発電プロジェクトをデューク・エナジー・リニューアブルズ社へ売却完了

オースティン・エナジー社の顧客向けに低コストの太陽光発電電力を供給へ

Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クー、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」という)は、2021年1月7日、完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)が、米テキサス州トラビス郡において144MWacのフラッガービル(Pflugerville)太陽光発電プロジェクトを、デューク・エナジー社(NYSE: DUK)の子会社であるデューク・エナジー・リニューアブルズ社へ売却を完了したことを発表しました。このプロジェクトは現在建設中で、2021年半ばに商業運転開始予定です。発電電力は、15年間の電力販売契約(PPA)に基づきオースティン・エナジー社が購入される予定です。

 デューク・エナジー・リニューアブルズ社がリカレント社から大規模太陽光発電プロジェクトを購入するのは、2020年にテキサス州で商業運転を開始したランブラー・ソーラープロジェクトを含めて、今回が5件目です。

 カナディアン・ソーラー会長兼CEOのショーン・クー博士は、次のようにコメントしています。「今回のデューク・エナジー・リニューアブルズ社へのプロジェクト売却は、米国におけるリカレント社の主導的立場を示す新たなマイルストーンです。現在、当社は米国において建設中・開発中の太陽光発電プロジェクト5,700MWac以上保有しています。今回のプロジェクトの遂行・売却プロセスは、新型コロナウイルスの感染拡大により混乱をきたしました。しかし、当社は機敏に対応し、建設開始のための資金を素早く確保し、予定通りに売却を完了しました。2020年内に取引を完了できたことは大きな成果です。パートナーの皆様および当社チームの献身と努力に感謝しています」

 ショーン・クー博士は続けます。「長年にわたって取引関係にあるデューク・エナジー・リニューアブルズ社がこのたび、フラッガービル太陽光発電プロジェクトの新たな所有者となられたことを嬉しく思っています。このプロジェクトは、オースティン地域の住宅に電力を供給し、エネルギーミックスの多様化を続けるテキサス州のクリーンエネルギーへの転換を支援する、画期的なプロジェクトです」

 デューク・エナジー・リニューアブルズ社のクリス・ファロン社長は、次のようにコメントしています。「この素晴らしいプロジェクトをテキサス州の太陽光発電ポートフォリオに追加し、増大する同州の電力需要を満たし、オースティン・エナジー社との長年の関係を強化することに大きな期待を寄せています。このプロジェクトは、オースティン・エナジー社のお客様に低コストのクリーンエネルギーを提供するだけでなく、テキサス州に大きな経済的利益をもたらすでしょう」

 オースティン市の電力会社であるオースティン・エナジー社は、グレーター・オースティン(オースティン市及び近郊地域)の50万以上の利用中の顧客と100万人以上の住民にサービスを提供しています。今回のPPAは、再生可能エネルギー比率を2025年までに55%以上、2027年末までに65%とすることを約束するオースティン・エナジー社の再生可能エネルギー目標達成を後押しするものです。また、このプロジェクトは、2025年末までに再生可 能エネルギー資源を倍増するというデューク・エナジー社の目標達成も後押ししています。

 オースティン・エナジー社ジェネラル・マネージャーのジャッキー・サージェント氏は、次のようにコメントしています。「現在、お客様のエネルギー需要の63%を再生可能エネルギーで賄っています。当社のポートフォリオにフラッガービル太陽光発電プロジェクトが加わることで、オースティン市議会が採択し、お客様に支持されている手頃な価格と気候保護目標の達成に近づくことができるでしょう」

 144MWacのフラッガービル太陽光発電プロジェクトは、約27,000世帯に供給するのに十分な電力量を発電する見込みです。テキサス州トラビス郡の932エーカー(約3.8km2)の敷地に、当社の高効率両面発電型BiKuモジュールを約489,600枚使用する予定です。プロジェクトのエンジニアリングと建設は、シグナル・エナジー社が行っています。このプロジェクトの建設を支援するため、2020年8月、リカレント・エナジーは総額2億3,400万ドルを上回る資金調達(銀行借入れおよび投資税控除の恩恵を享受できるタックス・エクイティ・ファイナンス)を完了しました。タックス・エクイティ・ファイナンスはU.S. Bankによって提供され、銀行借入れはCIT Bankが率いる銀行団によって提供されています(Nord/LB、Rabobank、Zions Bankが参加)。デューク・エナジー・リニューアブルズ社は、長期的な運用保守(O&M)サービスを提供します。

 フラッガービル太陽光発電プロジェクトは、建設ピーク時には350の雇用を創出し、建設関連雇用の半数以上を地元トラビス郡地域の熟練工が占める見込みです。また、地元のサービス産業や建設産業への支出拡大など、プロジェクト開発に関する間接的な経済的利益とともに、トラビス郡とエルギン独立学区(ISD)に多額の税収をもたらすことで、地域社会にプラスの経済効果ももたらします。

 米国の大手再生可能エネルギー供給事業者として、デューク・エナジー社は2025年末までにグループ全体で再生可能エネルギー・ポートフォリオを8GWから16GWに倍増させる計画です。

リカレント社について

リカレント社(Recurrent Energy)は、競争力のあるクリーンな電力を大口電力顧客に提供する大規模太陽光発電および蓄電プロジェクトの大手開発事業者です。米国に拠点を置くリカレント社は、当社の完全子会社であり、当社の米国プロジェクト開発部門として機能しています。リカレント社は、米国において約5GWの太陽光発電および蓄電プロジェクトを開発中です。同社に関する詳細はhttp://www.recurrentenergy.comをご参照ください。

デューク・エナジー・リニューアブルズ社について

デューク・エナジー社の被支配会社外であるデューク・エナジー・リニューアブルズ社は、全米で風力および太陽光発電施設を運営しており、総発電容量は3,000MWです。デューク・エナジー社は国内有数の再生可能エネルギープロバイダーであり、2020年までに8,000MWの風力、太陽光、バイオマスエネルギーを所有または購入しています。電力事業者、電力協同組合、地方自治体、商業・産業部門のお客様に電力を販売しているほか、エネルギー貯蔵プロジェクトやマイクログリッド・プロジェクトも運営しています。詳細については、デューク・エナジー・リニューアブルズ社のホームページをご覧ください。

デューク・エナジー社(NYSE:DUK)は、ノースカロライナ州シャーロットを拠点とするフォーチュン150企業で、米国最大規模のエネルギー持株会社です。従業員数は3万人、デューク・エナジー・リニューアブルズ社の発電容量に加えて、自社が保有する電力事業者を通じて51,000MWの発電容量を持っています。

デューク・エナジー社はフォーチュン誌の2019年の「世界で最も賞賛される企業」、またForbes誌の2019年の「アメリカの最高の雇用主」に選ばれました。会社の詳細については、duke-energy.comをご覧ください。News Centerサイトでは、ニュースリリース、ファクトシート、写真、ビデオ、その他の資料を公開しています。デューク・エナジー社のilluminationサイトでは、人々、革新、コミュニティ(地域社会)に関する話題や環境問題を特集しています。Twitter、LinkedIn、Instagram、FacebookでもDuke Energyをフォローしてください。

オースティン・エナジー社(Austin Energy)について

Customer Driven. Community Focused.(お客様主導の地域密着型サービス) オースティン・エナジー社は、オースティン市の市営電力会社で、グレーター・オースティン(オースティン市及び近郊地域)の50万以上の利用中の顧客と100万人以上の住民にとって明るい未来を実現します。価値を提供するという同社のコミットメントは、コミュニティに電力を供給するとともに、革新や文化に力を与えてきました。これにより、オースティン市は目的地の都市(destination city)となりました。オースティン・エナジー社は、125年間に渡りコミュニティに電力を供給し、安全・安価で信頼性の高いエネルギーと優れた顧客サービスを提供してきました。公共の電力会社である当社は、これからも未来を光で照らしてまいります。同社に関する詳細はaustinenergy.comをご参照ください。

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