2015年11月24日

2015年度第3四半期の業績発表

 Canadian Solar Inc.(本社:カナダ・オンタリオ州、CEO:ショーン・クゥ、NASDAQ:CSIQ、以下「カナディアン・ソーラー」)は、米国時間2015年11月10日(火)に、2015年度第3四半期(2015年7月1日~9月30日)の業績を発表しました。


2015年度第3四半期のハイライト
・2015年度第3四半期モジュール出荷量は第2四半期の850MWに対し、1.2GW。
・売上高は第2四半期の6.37億ドルから、8.49億ドルに。
・プロジェクト事業の売上高に占める割合は、第2四半期の30.6%から26.6%に。
・売上総利益率は、第2四半期の15.2%から14.9%に。
・希薄後の一株当たりの損益は、第2四半期が0.31ドルであったのに対し、0.53ドル。
・非GAAPの純利益は4,600万ドル、希薄後の一株あたり0.79ドルでした。
・第3四半期の現金、現金等価物および拘束預金の残高は、第2四半期の10.4億ドルから10億ドルに。
・第3四半期のキャッシュフローは、第2四半期の2,910万ドルに対し、4,140万ドルに。
・第3四半期中、カナダで3件の太陽光発電所買収を完了し、日本で4件の太陽光発電所の商業運転を開始。
またブラジルにおいて、5件の太陽光発電所建設の入札を獲得。


2015年度第3四半期の結果

 2015年度第3四半期におけるカナディアン・ソーラーの売上高は8.49億ドルで、第2四半期の6.37億ドルから33.5%増加し、前年同期の9.14億ドルと比べると7.1%の減少となりました。モジュール合計出荷量は1.2GW(第2四半期850MW、前年同期770MW)で、プロジェクト事業における出荷量は110.5MW(第2四半期90MW、前年同期173MW)でした。


 地域別に販売シェアをみると、米州52.6%(第2四半期47.6%、前年同期71.7%)、アジア市場では41.3%(第2四半期45.5%、前年同期20.4%)、欧州とその他すべての市場での売上高は6.1%(第2四半期6.9%、前年同期7.9%)、という結果になりました。


2015年度 Q3 2015年度 Q2 2014年度 Q3
売上高 % 売上高 % 売上高 %
米州 447.0 52.6 302.8 47.6 655.3 71.7
アジア 351.1 41.3 290.0 45.5 186.9 20.4
欧州、その他 51.7 6.1 43.9 6.9 72.2 7.9
合計 636.7 100.0 636.7 100.0 914.4 100.0
(売上高の単位:百万ドル)


 2015年度第2四半期の売上総利益は1.3億ドル(第2四半期9,650万ドル、前年同期2億ドル)で、売上総利益率は14.9%(第2四半期15.2%、前年同期22.9%)となりました。売上総利益の減少要因は、モジュール製造コストの低下によって部分的に相殺されたプロジェクト事業における低い利益によるものです。


プロジェクト事業パイプラインについて

 2015年度第3四半期末時点で、カナディアン・ソーラーが有する後期段階プロジェクトパイプラインは合計でおよそ2.5GWです。また今後3年間の間に建設・系統連系が完了する3件の太陽光発電所による推定再販価値は8.5億ドル、売上総利益は50億ドル超になる見込みです。


 カナダにおいては、BeamLight太陽光発電所の商業運転を開始したほか、カナダ最大となる100MW規模の太陽光発電所(Samsung Phase IIおよび、Kingston solar project)建設を実質的に完了しました。


 カナダ・オンタリオ州における後期段階プロジェクトパイプラインは以下表の通りです。

開発中案件名
(カナディアン・ソーラーによる開発)
MW 状況 運用開始時期
Alfred 14.1 建設中 2015 Q4
Illumination LP 14.0 建設中 2015 Q4
Earth Light LP 14.1 建設中 2015 Q4
Aria LP 14.8 建設中 2015 Q4
合計(売却未完了) 57.0    


第3者機関による開発
※カナディアン・ソーラーは、EPCサービスを提供
MW 状況 運用開始時期
Samsung Phase II 141.0 実質建設完了  
EPC案件合計 141.0    
2012年度Q2の収益に含まれるMW 136.6    
開発保留案件 61.4    


 米国においては、当社の完全子会社であるリカレント社(Recurrent Energy)がSouthern Company社の子会社であるSouthern Power社と契約を締結しました。Southern Power社がTranquillity太陽光発電所の支配持分を取得したためです。その後、当社は合計3.37億ドルのTranquillity太陽光発電所建設のため、北ドイツ州立銀行(NORD/LB)をリードアレンジャー(貸主代表者)として融資契約をしたことを発表しました。また第3四半期中、Mustang太陽光発電所建設の資金確保のため、サンタンデール銀行と融資契約を締結し、米国バンコープコミュニティ開発公社とのタックス・エクイティ投資コミットメントを結びました。


 さらに、2015年11月第1週、オランダの金融機関ラボバンクと1.13億ドルの建設資金、税額控除買取短期融資及び証書貸付オプションの融資契約を結んだことを発表しました。また、異なる税額控除買取短期融資の確約をUSバンコープ・コミニティーデベロップメントコーポレーションと締結し、これによりバレン・リッジ・ソーラー・プロジェクトの融資を確保しました。


 数週間以内に、残り4件の太陽光発電所建設に関する金融取引を発表する予定です。なお2015年度第3四半期末時点で、米国における当社の後期段階プロジェクトパイプラインは、約1GWです。


 米国における後期段階プロジェクトパイプラインは以下表の通りです。

米国 後期段階パイプライン MW 場所 状況 運用開始時期
Astoria 131 カルフォルニア州 建設中 2016
Astoria 2 100 カルフォルニア州 建設中 2016
Barren Ridge 78 カルフォルニア州 建設中 2016
Mustang 114 カルフォルニア州 建設中 2016
Tranquility 126 カルフォルニア州 建設中 2016
Roserock 212 テキサス州 NTP 2015 2016
Garland 272 カルフォルニア州 NTP 2015 2016
合計 1034      
※NTP・・・許認可が完了し、建設開始ができる段階
※当社による支配持分は、Tranquility太陽光発電所は49%、Mustang太陽光発電所は85%


 日本においては、以前に発表した通り、合計8.6MWになる4件の太陽光発電所の商業運転を開始しました。2015年10月末時点で、日本における当社の後期段階プロジェクトパイプラインは、約608MWです。そのうち約336MWは系統連系の承認を取得し、約103.7MWは建設中もしくは建設開始準備中です。


 中国においては、合計で459MWの開発中プロジェクトがあり、うち135MWは2015年第4四半期中に系統連系を完了する予定です。


 英国における後期段階プロジェクトパイプラインは合計25.1Wで、うち23.2MWの系統連系を2015年度第4四半期中に目指しており、残りについては2016年に調整を取る予定です。


 ブラジルでは、ミナスジェライス州ピポパラにおいて合計184MWになる5件の太陽光発電所を開発する権利を獲得し、後期段階プロジェクトパイプラインは274MWになりました。これら5件の発電所は、2017年に系統連系の完了を予定しており、ブラジル政府機関Agencia Nacional de Energia Eletricaに対して20年間の売電契約を結んでいます。


 上記で取り上げた後期段階プロジェクトパイプラインに加えて、当社は合計でおよそ257MWとなる稼働中の太陽光発電所を有しています。そのうち99MWは中国、86MWはカナダ、40MWが英国、15MWが日本で、Recurrent Energy(リカレント社)を通じて有する17MWは米国とスペインにあります。2015年度第3四半期の売電売上は第2四半期の710万ドルと比較し、860万ドルでした。また発電所の推定再販価値は5億ドル以上と見込んでいます。


供給能力拡大について

 カナディアン・ソーラーは、世界的に堅調な成長が見込まれる太陽電池モジュールの需要を満たすため、2016年12月末までに生産能力をウエハ1.0GW、太陽電池セル3.4GW、太陽電池モジュール5.63GWにそれぞれ拡大します。


供給能力ロードマップ(MW)

 

2014年12月末

2015年12月末

2016年1月末

2016年12月末

ウエハ

260 400 1,000 1,000

セル

1,500 2,500 2,500 3,400

モジュール

3,000 4,330 4,630 5,630

 当社工場の生産能力はそれぞれ、工場のウエハ生産能力を2016年6月までに1.0GWに、太陽電池生産能力を2015年末までに2.0GWに、セル生産能力を2016年7月までに1.0GWに拡大する見込みです。また、東南アジアにおいて、新たに400MWの太陽電池委託製造工場が2016年下期に加わる予定です。なお、2016年末までにモジュール生産能力を江蘇省で3.0GW、洛陽で1.1GW、海外で1.53GW(カナダ500MW、ベトナム300MW、インドネシア30MW、ブラジル300MW、東南アジア400MW)へ拡大します。


 この供給力拡大のロードマップに基づいて太陽電池モジュールの目標売上粗利益率15~20%を実現するため、コスト構造を改善し、より一貫した供給体制によってウエハとセルの外部供給依存を減らします。この供給力拡大を達成するため、2015年後半に1.04億ドル、2016年には2.97億ドルの投資予算を地元金融機関からの借入を見込んでいます。


※本文は、2015年11月10日に発表されたカナディアン・ソーラー2015年度第3四半期業績発表プレスリリースの参考和訳です。原文英文は、下記リンクからお読みください。
http://investors.canadiansolar.com/phoenix.zhtml?c=196781&p=irol-newsArticle&ID=2110858


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